西新宿の高層ビル街、新宿三井ビルディングの地下1階。昼になると、店の外に並べた椅子まで客で埋まるステーキ店がある。ガッツグリル 新宿店。創業は1999年、席数は44。
看板は「弾丸ステーキ」。ハラミを鉄板で焼いた一皿で、300グラム1800円。ご飯は中盛り350グラムまで無料で増やせる。そしてもう一枚の看板が、厚さ7センチ・720グラムの「マグナムステーキ」だ。
この店の一日は、40キロ弱の肉を切ることから始まる。
動画の目次
時間 | 内容 |
|---|---|
0:24 | 創業1999年、朝の仕込み開始 |
1:38 | 毎朝およそ40キロの肉を捌く |
2:12 | 厚さ7センチ「マグナムステーキ」の仕込み |
3:51 | パスタの仕込み(ベトナム出身のゴックさん) |
5:04 | 黒毛和牛の「プレミアムハンバーグ」 |
7:09 | 1日140人・売上35万円という数字 |
9:05 | ランチメニューと価格 |
10:29 | 11:00 開店 |
15:27 | 弾丸ステーキ(300g) |
20:48 | プレミアムハンバーグ |
23:07 | 店の前に行列 |
27:33 | マグナムステーキを焼く |
30:04 | マグナムステーキ完成 |
一日は、40キロの肉を切ることから始まる
開店は11時。その数時間前から、店では肉が切られている。パックから出したハラミの塊を切り分け、筋と余分な脂身を取り除く。弾丸ステーキとカットステーキになる分だ。
量は「大体40キロ弱」。切り終わるまで、およそ1時間かかる。
この作業だけはもう、何十年も前から毎朝、ほぼ同じ量を。

厚さ7センチ、1枚720グラム
マグナムステーキに使うのは、チャックアイロールと呼ばれる牛の肩ロース。筋を取り、厚さ約7センチにカットしていく。1枚が720グラムを超える。
この段階ですでに、見慣れたステーキの厚みではない。

一番出るのは、ハラミの「弾丸ステーキ」
ガッツグリル歴20年超のベテランスタッフ・小森さんによれば、最も出るのは弾丸ステーキだという。注文は200グラムから500グラムまで。
本当に200グラムから500グラムまでよく出ますが、300グラムがお腹いっぱい満たされるかなっていう気はします。女性とかは200グラムを頼まれる方が多いですけど、週末に1人で来られるお客様は500グラム目当ての方が多いので。
100グラム500円で追加できる。上限はない。「永遠に増やせるので、1キロぐらいまでいかれる方もいます」。

卓上には胡椒、塩、醤油、マスタード、そして自家製ソースが3種類(黒ガーリック、香味野菜、辛子味噌)。基本の食べ方は黒ガーリック+マスタード+醤油だという。
メニュー | 価格 |
|---|---|
弾丸ステーキ(300g) | 1800円 |
カットステーキ(180g) | 1280円 |
牛カルビ焼き(150g) | 1200円 |
プレミアムハンバーグ | 1200円 |
弾丸ステーキ&牛カルビ焼き(各100g) | 1380円 |
マグナムステーキ(720g) | 3980円 |
パーティコース(17時〜・全メニュー食べ飲み放題) | 6000円 |
ライスは中盛り(350g)まで無料で増量できる。弾丸ステーキは100グラムにつき500円で追加。
1日140人、売上35万円
数字は、小森さんが動画の中で答えている。
項目 | 数字 |
|---|---|
1日の客数 | 140人前後(最多で155人前後) |
1日の売上 | 35万円前後 |
席数 | 44席 |
創業 | 1999年 |
平日はここから大きくは動かないという。撮影日は、忘年会シーズンのピークにあたる日だった。
11時、開店
開店10分前、店の前にはすでに客が待っている。11時に扉が開くと、すぐに4人が入り、間を置かずに6人前の注文が入る。
鉄板の上には弾丸ステーキが5枚同時に並ぶ。焼いて、返して、皿に移して、ソースをかける。昼のピークはここから続く。

客に来店の理由を聞くと、返ってくる答えは短い。
肉が食べたい。肉を喰らいたいんですよ。
ここが1番美味いからっすね。
別の客が挙げたのは「量に対してのコスパ」だった。ご飯が350グラムまで無料で増やせることも、繰り返し語られる。やがて店内は満席になり、外に出した椅子まで埋まった。
目玉焼きを乗せる
店として推しているのは、黒毛和牛を使った「プレミアムハンバーグ」。夜の食べ放題でよく出るという。

一方、小森さん個人のイチオシは、牛カルビ焼きに目玉焼きを乗せたものだ。
これが1番ご飯が進む味付けだと思います。家庭で作るフライパンの目玉焼きとは全然違うので、白身の焦げる味が凄く美味しいです。
マグナムステーキ 3980円
昼の営業は15時で終わる。ディナーは17時から。マグナムステーキが頼めるのはここからで、予約はいらない。混雑時でも注文はできる。
ただし時間はかかる。鉄板が温まるまでに5分、両面をそれぞれ5分ずつ。合わせて20分弱。
注文される時は、1番最初にオーダーされた方がよろしいかと。

両面を焼いたら、一度まな板へ。中はまだレアなので、そこから客の好みの大きさに切り分け、もう一度鉄板に戻す。大きく豪快に焼くか、小さく切ってすぐ食べられるようにするかは客次第だ。
最後にガーリックバターをのせて完成する。

鉄板は卓上にあるので、焼き加減も切る厚みも自分で決められる。切り方を変えれば食感も変わる。

焼き場を仕切るのは、ベトナム出身のスタッフ
厨房で焼き場に立つのはゴックさん。来日して5年、コロナ禍で一度ベトナムに戻り、また日本に来て社員になった。茹でたパスタの湯を切り、にんにくとパセリと油を和える——ステーキの脇に添えられるあのスパゲッティも、彼の仕込みだ。
店舗情報
項目 | 内容 |
|---|---|
店名 | ガッツグリル 新宿店(Gut's Grill) |
住所 | 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング B1 |
営業時間 | ランチ 11:00〜15:00/ディナー 17:00〜(動画撮影時点) |
席数 | 44席 |
創業 | 1999年 |
名物 | 弾丸ステーキ(ハラミ)、マグナムステーキ(720g・3980円) |
ライス | 中盛り350gまで無料 |
予約 | マグナムステーキは予約不要(提供に20分弱) |
営業時間・定休日・価格は変更されることがあります。訪問前に最新情報の確認を。
動画で見る
ここまでは数字と手順の話だ。実際の店は、それよりもう少し騒がしい。
開店から昼のピークまで、鉄板の上には常に4〜5枚の肉がのっている。焼いて、返して、皿に移して、また次を並べる。その手数と、皿が運ばれていく速さは、映像でしか伝わらない。
店内が満席になり、外の椅子まで埋まる23:07以降と、マグナムステーキが焼き上がる30:04あたりは、ぜひ動画で。
なお動画は31:21から、八王子の中華料理店「大進亭」の回に切り替わる。



No comments yet